グローバル化を体現する地 スペイン カタルーニャ州
Facts & Figures
-
世界レベルの先端業種展示会・国際会議
バルセロナは、MWC(モバイルワールドコングレス)やスマートシティエキスポ・ワールドコングレスなど、世界的な産業見本市の開催都市として注目を集めています
-
バルセロナ、世界で最高の都市
生活の質において最高の都市(テレグラフ紙、2022年)
-
在カタルーニャ州の多国籍企業は9,155社
スペインの対日輸出の31%をカタルーニャ州が集中的に占めています
-
欧州の玄関口
すでに200社以上の日本企業がカタルーニャ州で事業を展開しています
-
グローバルなテクノロジー都市
バルセロナは世界で4番目に技術力の高い都市です
-
優秀な人材
カタルーニャ州には、科学・技術分野の優秀な人材が集結しています
-
南欧最大のスタートアップハブ
2,000社以上のスタートアップ企業を擁するカタルーニャ州は、南欧最大のスタートアップハブです
-
南欧の革新的なクリエイティブ都市
バルセロナは、欧州で最も革新的な都市であり、世界のクリエイティブな都市ランキング第4位に選ばれています
カタルーニャ・バルセロナの概要と統計.
多様な選択肢が広がるカタルーニャ・バルセロナの概要と統計をこちらからダウンロードできます。
欧州有数のライフサイエンス産業集積地
スペイン製薬業界の50%が、カタルーニャ州を本拠地としており、Grifols、Esteve、Almirall、Ferrerなどのスペイン五大大手製薬メーカーの発祥の地でもあります。ライフサイエンスの主要産業を作り上げた医療機関、病院、研究所、ヘルスケア関連の多国籍企業、製薬会社による世界レベルのネットワークが構築されています。
高度な技術を持つ優秀な人材
カタルーニャ州は、欧州で最も製薬・バイオテクノロジー企業が集積している地域の一つで、ライフサイエンス業界の94の組織、800の研究グループ、25,000人の研究者を擁しています。カタルーニャ州には、世界中から有能な人材が集まり、また1,200社以上のライフサイエンス関連企業が拠点を置いています。
世界のトップ企業と研究機関
スペインは臨床試験の数において欧州で第3位にランクされており、その内の75%はカタルーニャ州で実施されています。カタルーニャ州には、Alba (アルバ)シンクロトロン、バルセロナ・スーパーコンピューティング・センター、国立ゲノム解析センター(National Genome Analysis Centre)、Vall d 'Hebron 病院(Hospital de la Vall d 'Hebron)、オスピタル・クリニック病院(Hospital Clínic)、Sant Joan de Déu病院(Hospital Sant Joan de Déu)などの主要な研究機関があります。
欧州有数の自動車産業集積地
カタルーニャ州は、欧州有数の自動車製造地域の1つとして際立っており、地中海地域の自動車市場の最大25%を占めています。自動車産業は、GDP総額の8.66%を占めており、カタルーニャ州の経済において2番目に大きな産業部門となっています。カタルーニャ州は、SEAT(フォルクスワーゲングループ)の自動車組立工場とR&Dセンター、日産テクニカルセンター、そして多数のTier 1およびTier 2の自動車部品メーカーの製造、エンジニアリング部門を擁しています。
高い競争力と研究開発力
欧州で4番目に革新的な都市であることに加え、カタルーニャ州には、コネクテッドカーや電気自動車のための最先端のラボや実証実験の場が用意されています。カタルーニャ州には、自動車産業に特化した研究開発機関が数多くあります。Applus IDIADA、Eurecat、Leitat、CarNET、i2CAT、ICFO(フォトニクス研究所)など、さまざまな技術センターが将来の自動車やモビリティのための技術や素材を開発しています。カタルーニャ自動車産業クラスター(CIAC)は活動が盛んです。カタルーニャ経済の原動力である自動車産業の競争力促進に協力する200社以上の企業で構成されています。
欧州における要衝カタルーニャ州の利点を活かす
カタルーニャ・バルセロナは、欧州、北アフリカ、ラテンアメリカの市場にとって非常に効率的な拠点であり、4億人以上の顧客に48時間足らずでアクセスすることが可能です。バルセロナ港のような先進的なインフラは、自動車産業に必要な多数の国際貨物ルートとの優れた接続性を確保しています。強力なビジネスネットワークを持ち、有能な人材の確保を実現するカタルーニャ州は、自動車関連のFDIにおける重要な投資地域であり、西欧で3番目に外国投資の多い地域です。
あらゆる面で成長するICT産業
欧州をリードするICT拠点の1つとして、 カタルーニャ州は、現代のICT企業が必要とするすべてを提供しており、外国の技術投資にとっての魅力的な柱となっています。バルセロナは、世界第4位の技術都市、技術の未来に向けて最も準備が整っている都市第4位、技術投資の誘致において欧州第5位の都市とみなされています。ICTおよびデジタル分野に関連する企業の数は、2021年以来15.1%増加しており、カタルーニャ州にはスペイン全体の22.4%を占める22,000の企業が拠点を置いています。
デジタル拠点として人気を誇る地域
カタルーニャ州のICT分野は急速な成長を遂げており、Amazon、Google、HP、Cisco、Microsoft、Oracleなどのグローバルな多国籍企業がこの地域に最新のテクノロジー拠点を設置しています。バルセロナは2012年から2030年まで、MWC(モバイル・ワールド・コングレス)の開催都市です。これは、バルセロナで国際的かつ重要なモバイル関連のイベントが毎年開催されるということに加え、1年を通して行われるさまざまな活動やプログラムが、モバイルおよび関連産業のためのダイナミックなプロフェッショナルエコシステムを作り上げることを意味します。
海外からの投資プロジェクトの誘致
2018年から2022年にかけて、カタルーニャ州はスペイン最大のテクノロジー外国投資先地域となりました。2022年のテクノロジー分野の投資プロジェクトは、カタルーニャ州への投資総額の42.4%を占め、これまでで最も高い数字となりました。カタルーニャ・バルセロナは、デジタル人材の供給力が高く、また将来の人材を育成し、海外の専門家を誘致し、継続的な教育を提供する強力な教育エコシステムを持っています。
南欧最大の化学産業拠点
原材料や石油化学製品、そして基礎化学から特殊化学まで、カタルーニャ州に拠点を置く国際的な化学企業は、バリューチェーン全体でカタルーニャ州の産業エコシステムを強化しています。タラゴナの石油化学クラスター(ChemMed)は、欧州における化学品の輸出入を促進し、化学・エネルギー・資源ビジネスにおける潜在的なパートナーやサプライヤーを集約した南欧最大の化学産業ハブです。
大手多国籍化学企業が選ぶカタルーニャ州
花王、Merck、Repsol、Dow、Hempel、BASF、Akzo Nobel、積水化学工業などの、カタルーニャ州に進出した多国籍企業は、非常に活発な産業クラスター、優れた研究機関、化学・プラスチック分野のプロバイダーの幅広いネットワークに支えられています。さらに、カタルーニャ州は、外国から化学産業への投資プロジェクトを誘致した数において西欧で第3位にランクされています。
エネルギー効率化イノベーションへの注力
カタルーニャ州では、非常に多くの企業がエネルギー効率における革新的なソリューションを開発しています。さらに、この地域は太陽光発電、風力発電、バイオマスプロジェクトの開発において大きな可能性を提示しています。カタルーニャ州は、循環型経済モデルに積極的に移行しています。すでに幅広い企業ネットワークが、廃棄物、水、再生可能エネルギーの循環経済ソリューションを提供しています。
食品・飲料事業における絶好の拠点、カタルーニャ州
食品・飲料産業は、カタルーニャ州の経済において最大の産業です。売上高はカタルーニャ州GDPの19.2%に相当し、177,031人を直接雇用しています。Nestlé、Danone、Unilever、Kellogg’s、Haribo、Griffith Foodsなど、世界の大手食品会社の多くは、カタルーニャ州に製造拠点、研究開発部門、ロジスティクス関連施設を設立しています。カタルーニャ州は、戦略的な立地条件から南欧の本部として選ばれています。
比類なき美食の数々
カタルーニャ州は、ワイン、カバ、オリーブオイルなどの有名な製品が揃う、ユニークな美食で世界的にその名を知られています。地中海式食事様式に基づくカタルーニャ料理は、時代の先端を走り、業界全体に影響を与える一流のレストランやフードラボの創造性とネットワークにより、国際的に高く評価されています。
欧州における代替タンパク質・フードテックの拠点
Heura Foods、Flax & Kale、Zyrcular Foods、Nova Meatなどのカタルーニャ州を拠点とする企業は、欧州の食品分野をリードし、代替タンパク質に基づいた革新的かつ持続可能で健康的なソリューションを提案しています。カタルーニャ州には、食品・飲料業界のトレンドの革新に特化した最高レベルの研究機関があります。
2,000社を超えるスタートアップ企業
カタルーニャ州には、現在2,022社のスタートアップ企業があり、前年比6.3%増加の過去最高を記録する数字となりました。カタルーニャ・バルセロナのスタートアップ企業の数は、近年増加の一途をたどり、2016年以来ほぼ倍となりました。バルセロナは、パリ、ベルリン、ストックホルム、アムステルダムに次いで、欧州のスタートアップエコシステム第5位という地位を確立しています。
記録的なスタートアップ投資
カタルーニャ州では、2022年に16億5300万ユーロのスタートアップ投資が集まり、前年比4.3%増の過去最高の数字を記録しました。過去5年間で、カタルーニャ州のスタートアップ企業が集めた投資額(50億4300万ユーロ)は、その前の5年間の投資額を296%上回っており、カタルーニャ州のエコシステムの力強さと堅牢さを証明しています。
起業家に人気の都市
バルセロナは、スタートアップ企業の外国人創業者の割合がEU内で2番目に高く、アムステルダムやストックホルムなどの都市を抑え、ベルリンに次いで起業家がスタートアップの設立を希望するEU第2位の都市となっています。
カタルーニャ州政府貿易投資事務所のサービス
カタルーニャ州政府貿易投資事務所は、外国企業がカタルーニャ・バルセロナで事業をはじめるための手順をアドバイスいたします。ワンストップサービスによって、時間とコストを節約できます。
- See more
立地選定サポートサービス
カタルーニャ州の全域に渡り、事業用ビル、土地、ビジネスセンター、オフィススペースに関するあらゆる情報を得ることができます。御社のニーズに合った、新しい事業拠点をお選びください。
- See more
拠点設立支援サービス
カタルーニャ州で会社を設立し、事業をはじめられるよう、初期投資プラン策定から立ち上げまでの問題解決、さらに進出後の長期サポートまで、投資のすべてのプロセスにおいてサポートいたします。
- See more
助成金情報提供
カタルーニャ州、スペイン、EUにおいて利用可能なビジネス支援、インセンティブ、融資のオプションを必要に応じてご紹介し、カタルーニャ州での新規投資をサポートいたします。
日本オフィス.
カタルーニャ州政府貿易投資事務所東京オフィスでは、貿易・投資に関するさまざまなサービスを日本語で提供しております。カタルーニャでの事業をご検討の方はどのようなことでも安心してご相談ください。
すべてのオフィスを見る
最新のニュース.
バルセロナとカタルーニャ州に関する最新のビジネスニュースをお読みください。
-
2024/11/18
Success Case: Why Towa Pharmaceutical chose Barcelona for its global headquarters
事業投資
From Barcelona-Catalonia, Towa Pharmaceutical oversees its diverse business activities in Europe and North America.
-
2024/02/29
-
2023/12/01
カタルーニャへの進出とコミットメントを日本経済新聞に語る花王ケミカルグループ
日本企業の花王は1970年にカタルーニャ(スペイン)に進出し、オレッサ工場の香料生産能力を倍増させるなど、この地域への投資を続けてきました。
-
2023/11/08
日本経済新聞がテックハブ拠点としてカタルーニャに注目
記事では、バルセロナを中心とするカタルーニャ州がなぜテックハブとして注目を集めているのか、その理由を探り、研究機関やハイレベル人材をひきつける能力が強調されています。
-
2023/09/27
Rakuten TV、バルセロナに新オフィスを開業。
イノベーションとの深いつながりで知られ、テック企業の本拠地である22@地区が、Rakuten TVの新本部に。
-
2023/05/10
東洋紡がグローバル戦略を加速させる 拠点として選んだカタルーニャ州
事業投資