花王株式会社は、カタルーニャ州に子会社を設立した最初の日本企業の1つです。トナー、界面活性剤、合成香料、樹脂を製造する4つの生産工場を運営しています。花王の欧州本部はカタルーニャ州にあり、ドイツ、メキシコ、ブラジルにも本部を置いています。

世界第6位のITサービス企業であるNTTデータは、25年以上もの間カタルーニャ州に拠点を置いています。バルセロナにはNTTデータの社員が約4,000人おり、2023年には1,000人分の新規雇用を創出する予定です。

ソニーグループの一員であるMidokuraは、バルセロナに開発拠点を構えています。ミドクラの持つ分散コンピューティング技術／仮想化技術と、ソニーの持つ先進センサー技術との融合を目指して、次世代Edge AI Platform構築に挑んでいます。

「パックマン」のようなビデオゲームで広く知られている株式会社バンダイナムコエンターテインメントは、欧米市場における販売活動および、モバイルゲームの開発に特化した新会社設立の場所としてバルセロナを選びました。

AGC株式会社は、2019年にカタルーニャ州にあるベーリンガーインゲルハイム社の製造工場を買収し、合成医薬品CDMO（受託開発・製造）事業における欧州初のFDA登録拠点となりました。現在は、300人以上の従業員を擁しています。

東洋紡株式会社は、カタルーニャ州に、診断用試薬・診断機器の製造および販売に特化したスピンリアクト社を買収し会社を設立しました。これにより、東洋紡グループは製品ラインナップを拡大するとともに、「Made in EU」ブランド効果を高めることに成功しました。

世界第2位の自動車部品メーカーである株式会社デンソーは、1990年にカタルーニャ州に欧州初の電子部品工場を設立しました。現在、カタルーニャ州中部で最も重要な生産会社の1つとなっています。

オムロン株式会社は、未来型の工場設置に興味のある顧客向けに、バルセロナにオートメーションセンターを設立しました。AI、IoT、ロボット工学などの最先端技術を用いた同社の高度な産業オートメーションソリューションを体験できるよう設計されています。

東和薬品株式会社は、2019年にカタルーニャ州の大手製薬会社のジェネリック医薬品部門を買収しました 。この買収により、カタルーニャ州は東和薬品株式会社の欧州における生産および販売の主要拠点となるだけでなく、アメリカ市場への玄関口となりました。

株式会社カネカは、機能性食品向け乳酸菌の研究開発に特化したカタルーニャのバイオテクノロジー企業であるAB-Bioticsを買収しました。特定の治療および健康ニーズに合わせて、オーダーメイドでプロバイオティクスを配合した製品を世界に提供しています。